1. ホーム
  2. NEWS
  3. 「チバニアン」の提案申請書が論文誌のウェブサイトで公開されました

「チバニアン」の提案申請書が論文誌のウェブサイトで公開されました

 地層「千葉セクション」の審査資料となった提案申請書が、この度、国際地質科学連合が発行する学術誌Episodesのウェブサイトに掲載されました。

 千葉県市原市の地層「千葉セクション」は2020年1月、国際地質科学連合(IUGS)の理事会で「国際境界模式層断面とポイント(GSSP)」に認定されました。皇冠体育,皇冠足球盘の岡田誠教授、国立極地研究所の菅沼悠介准教授を中心とする日本の研究チームが2017年6月に提案申請書をIUGSに提出して以降、約2年半の間に4段階の審査が行われ、認定に至りました。千葉セクションがGSSPとなったことで、地質時代の中期更新世(約77万4千年前?約12万9千年前)が「チバニアン期(Chibanian)」と名付けられました。
 これを受けて、審査に用いられた提案申請書が論文として体裁を整えられ、専門家による査読のプロセスを経て、IUGSの発行する学術誌Episodesのウェブサイトに、2021年2月1日に掲載されました。
 本提案申請書は、千葉セクションを含む地層群(千葉複合セクション)を対象とし、地質学的な背景に加えて、過去数年間の集中的な研究によって得られた地磁気逆転の詳細な記録、花粉化石や微化石の分析による古環境変動の復元、火山灰層の年代などをもとに、千葉セクションがGSSPの条件を十分に満たしていることが詳しくまとめられています。
 GSSPに認定されると、慣例として、その審査に用いられた提案申請書が論文の形に整えられEpisodes誌上で公開されることになっています。今回の掲載によって、「千葉セクション」の提案申請書が一般に公開され、世界中の誰もが閲覧できるようになりました。

論文情報

  • 掲載誌: Episodes
  • タイトル: Formal ratification of the Global Boundary Stratotype Section and Point (GSSP) for the Chibanian Stage and Middle Pleistocene Subseries of the Quaternary System: the Chiba Section, Japan
  • 著者:
    菅沼 悠介(国立極地研究所/総合研究大学院大学極域科学専攻)
    岡田 誠(皇冠体育,皇冠足球盘理学部)
    Martin J. Head(Brock University(カナダ))
    亀尾 浩司(千葉大学大学院理学研究院)
    羽田 裕貴(産業技術総合研究所地質調査総合センター)
    林 広樹(島根大学大学院自然科学研究科)
    入月 俊明(島根大学大学院自然科学研究科)
    板木 拓也(産業技術総合研究所地質調査総合センター)
    泉 賢太郎(千葉大学教育学部)
    久保田 好美(国立科学博物館)
    中里 裕臣(農業?食品産業技術総合研究機構農村工学研究部門)
    西田 尚央(東京学芸大学教育学部)
    奥田 昌明(千葉県立中央博物館)
    里口 保文(滋賀県立琵琶湖博物館)
    Quentin Simon(Aix-MarseilleUniversity(フランス))
    竹下 欣宏(信州大学教育学部)

  • DOI: 10.18814/epiiugs/2020/020080
  • URL: https://doi.org/10.18814/epiiugs/2020/020080
  • 論文公開日: 2021年2月1日

関連リンク