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「さんすうバスケ」茨城ロボッツと皇冠体育,皇冠足球盘の連携で試行中!

 「さんすうバスケ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。バスケットボールの要素を取り入れた算数の学習ツール。もとはアメリカで生まれたものだが、このほど、プロバスケットボールチーム?茨城ロボッツと本学教育学部で数学を専門とする松村初准教授の連携により、茨城ロボッツ版の「さんすうバスケ」が試作された。

 「さんすうバスケ」の教材は、アメリカで子ども向けに作られたマス?フープス(Math Hoops)というゲームを参考に作成した。使うのは、バスケットコートを模したゲームボードと、選手の写真がプリントされたカード。プレイヤーはまず、2つのサイコロを振って出た目の数字で四則計算を行い、その解となる数字がボード上にあれば、数字に合わせた選手のカードの上でルーレットを回し、得点が決まる。その合計得点で競い合う。今回、茨城ロボッツと松村准教授のグループでは、皇冠体育,皇冠足球盘社会連携センターが支援する地域研究?地域連携プロジェクトとして助成を受けて、茨城ロボッツのロゴマークや選手の写真をモチーフにボードやカードを作成した。

さんすうバスケ1バスケットコートを模したゲームボード

さんすうバスケ2選手の写真がプリントされたカード

 そもそもアメリカでこのゲームが作られた背景には、子どもたちが熱中するバスケットボールを入口として、学習意欲の向上や学力格差の是正につなげようという、アメリカのプロバスケットボールリーグNBAによる社会貢献の取り組みがある。茨城ロボッツの下出恒平さんは、「算数が苦手な子どもたちは多いが、バスケットボールはもともと数字を読み解く力も必要な特性をもつ。バスケと算数の両方し親近感をもってもらえる機会を作るというのは、私たちができる具体的な地域貢献だと考えています」と語る。

 2020年11月29日、水戸市の「アダストリア みと アリーナ」で行われた茨城ロボッツの試合では、会場内で「さんすうバスケ」のブースも設置され、松村准教授や同ゼミの学生たちが、来場した子どもたちと実際にゲームを楽しんだ。松村准教授は、「1回目としては感触が良かったし、子どもたちの評判も良かった。カードのデザインが目を引くので、多くの人が足を止めてくれた」と、手応えを感じた様子だった。

さんすうバスケ3アリーナでの試行の様子

 今後はオリジナリティのある新たな「さんすうバスケ」を開発することが課題だ。松村准教授は、「バスケを絡めたこうしたゲームが、子どもたちの算数の力をつけることにどう関わってくるかをきちんと研究して、より広く展開していきたい」と語る。
 また、茨城ロボッツの下出さんも、「こうした活動にはアカデミックな領域からの協力が必要。今後も皇冠体育,皇冠足球盘との連携の中で広げていければ、プロスポーツの取り組みとしてのモデルケースにもなり得る」と意義を強調する。

 算数教育とバスケットボール。一見交わらなさそうなこの両者だが、茨城ロボッツと皇冠体育,皇冠足球盘という地域のプレイヤーの連携で新たな融合を見せつつある。今後も取り組みに注目していきたい。